体幹トレーニングはなぜ必要?

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体幹※トレーニングは、プロサッカーの長友佑都選手に代表されるアスリートも行っていることでよく知られるようになりました。
体幹トレーニングは、確かにスポーツのパフォーマンス向上に有効ですが、日常生活にとっても必要なトレーニングなのです。

ヒトには30個の背骨(仙骨、尾骨含む)があり、見事なバランス力で筋肉が背骨を支えてまっすぐに立っているのです。このバランスを保っているのが、いわゆる体幹の筋肉です。

ところが、筋肉は年齢とともに衰えていきます。ですから、年齢とともに身体を支える力が弱ってくるわけです。
それに加えて、姿勢の悪さも影響し、背骨をまっすぐに伸ばすという理想の形から外れて、骨盤の位置が前後左右に崩れてきます。そのことが、肩や腰に負担をかけるようになります。
若い頃には感じなかった腰痛や肩こりは、これらの背骨のズレ、すなわち体幹の筋肉のバランスが崩れてしまったことにあるのです。
体幹トレーニングを行うことで、背骨をまっすぐに伸ばす効果、そして弱った腹筋を中心とした筋肉を鍛えることで、腰に負担をかけない姿勢になる。さらには、肩まわりの筋肉の負担の軽減につながるのです。

ただし、体幹トレーニングの基本は、あくまでも背骨をまっすぐにして行うことが必要になります。つまり、「体幹」を上手く使った動きを行うためには、
「体軸」※が必要となります。従って、体幹トレーニングには、体軸を整えることが大切です。

 

※体幹とは
体の幹の部分で、手・足・頭を除いた胴体部分のこと。
※体軸とは
頭から足まで、背骨の線に沿った軸のこと。インナーマッスル(体の奥のほう
にある筋肉で、主に姿勢を細かく調節したり、関節の位置を正常に保つ働きを
しています。)